会社案内
株式会社弥栄は、京都・御所南の地で、神社調度品、神官装束の製造・販売をする装束店として昭和4年に創業した平安装苑株式会社より、2013年に独立いたしました。
京都の町は、比叡と愛宕の峰々を眺望しつつ、御所を中心に都が栄え、貴族文化が栄え、その文化は、1200年の間、脈々と引き継がれ、今日まで続いています。
四季折々の木々、花が咲き誇る御所を散策し、南にしばし歩いていただくと、株式会社弥栄があります。
平安時代の衣装は、着物とは違い、張りのあるしっかりとした布地で、ゆったりと大きく、一寸三針という、粗い目の装束仕立てという仕立て方で作られています。
私の義理の母は、平成の御大典の際、宮中にて五節舞姫の着装のご奉仕に上がり、皇后さまより、「今後、ますます多くの皆様に十二単を伝えていってください」とのお言葉を拝受したほどの十二単の第一人者です。
その義母より、一子相伝、口伝の世界で大変厳しく装束仕立てと着付けを仕込まれ、その伝統を引き継いでいます。
また、三十余年親子二代にわたり、衣紋道・山科流家元や日本を代表する有識故実の先生方にもご指導を頂き、知識の習得や継承にも励んでいます。
義母の亡き後、皇后さまのお言葉を引き継ぎ、十二単一筋に歩み、ライフワークとし、現在では十二単の第一人者として自負しております。
十二単や装束に関することであれば、何なりとご相談ください。
昭和29年 京都生まれ。
昭和53年 神社祭具調度品装束を扱う平安装苑株式会社を営む福呂家に嫁ぎ、先代より装束仕立て、皇室の着付けを厳しく仕込まれ、装束一筋に40年余。
山科流装束仕立ての研究をライフワークとし、宮廷装束の制作を本義とする。
現在は、株式会社弥栄代表取締役として、十二単の制作および伝統文化の普及に励む。
上海万博、日中友好芸術祭、国民文化祭京都、豪華客船「飛鳥」ほか各種イベントへの衣装提供・着装講演など様々協力。
香川県歴史博物館、兵庫県立歴史博物館、愛媛県歴史文化博物館、埼玉県立嵐山史跡博物館、徳島県立博物館、新潟佐渡博物館他、各地の博物館に展示用、体験用の十二単・装束などを多数制作。
世界宗教会議神道講演者装束製作、ボストン大学での劇の平安装束など様々製作
ブライダル産業新聞社主催ブライダルフェア、東京ブライダルフェスタなど、各種ブライダルフェアにて十二単のファッションショーを実施。
京都大学、大阪大学、同志社大学など、さまざまな教育機関および、近畿府県商工会女性部連合会・近畿ブロック大会in京都、神戸ウイメンズクラブ、京都伝統産業春秋会、古典の日、日本人形協会総会(明治神宮)、八坂神社など様々な会にて、伝統装束の着装実演および講演。
帝国書院「中学歴史教科書」、浜島書店「国語教科書副読本」、弘文堂「神道学」、あかね書房「四字熟語大辞典」、月刊「装道」、「婦人画報」、「小学館」、タイの「日本語教科書」など、書籍・雑誌への撮影協力や、写真および資料を多数提供。
2014年 京都府主催の『京都文化ベンチャーコンペテション』において、京都経済界賞・くろちく賞を、受賞しました。
2018年、2019年と 『OMOTENASHI SELECTION』において、金賞をダブル受賞・2018年特別賞を受賞しました。
株式会社弥栄代表取締役、儀礼文化学会会員、有職研究会会員、小笠原流弓馬術礼法同門、国際京都学協会会員、元八坂神社婦人会理事、元衣文道研究会京都支部会員、NPO法人文化芸術国際協会理事他